LED ランタンも注文したし、あとは近所のホームセンターで石油ストーブを載せる “すのこ” でも探そうかなと思っていたところ、先日注文したスクリーンタープが届きました。
重い〜と思いつつも家の中に運び込み、ワクワクしながら箱を空けて本体や付属品を確認していたのですが ・・・
目次
噂に聞いていた付属のペグとハンマー
キャンパーのみなさんのブログでテントやスクリーンタープを購入されたときの記事を拝見していると、一緒に付いてくるペグとハンマーはサービス品みたいなものなので実用的ではないと書かれている方が多いです。
ブログに掲載されているペグとハンマーの写真は確かに樹脂製で、頑丈には見えないけど数回は使えるんじゃないかな?なんて思っていました。
しかし ・・・
届いたスクリーンタープに同梱されていたペグとハンマーを手に取ってみて、
みなさんが言っていたのはこのことだったんだ!
と実感しました。
まずは、ロゴス Q-PANEL インセクトスクリーン 3538 を箱から出したところです。
ペグが 30本も入っていたので、一瞬メーカーも太っ腹だなーなんて思っていました。
でも、手に取ってみるとハンマーもペグも
すごーく軽い
ペグの先の部分です。流し込んだ樹脂を型から出しただけみたいで、バリがたくさん残っています。地面に打ち込むだけなので問題ないのかもしれませんが。
DIY なんかで工作をしている方はイメージが湧きやすいと思うのですが、軽いハンマーというのは何かを叩いて押し込むのが大変です。
ハンマー自体の重さがないと、力だけで叩いてもなかなか入っていかないんです。
そして叩いて押し込むペグが樹脂製だと、地面の中に堅い部分やちょっとした石があった場合は先が破損したり、ペグ自体が曲がってしまう可能性があります。
同梱されていたペグとハンマーを見れば見るほど、実際のキャンプでのペグ打ちが不安になってきました。
ペグとハンマーを探すことにしました
ペグって種類は多いんだろうか?ハンマーは普通の金槌でいいんじゃないかな?
なんて考えながら調べてみると、やはりなかなか深い世界が待っていました。
ペグには次のような種類がありました。
- プラペグ(テントなどに同梱、柔らかい地面や芝に向いている)
- ネイルペグ(比較的固い地面でも使えるが砂地は苦手)
- V字ペグ(打ち込みやすい、柔らかい地面や砂地でも抜けにくい)
- ピンペグ(打ち込みやすいが、柔らかい地面だと抜けやすい)
- U字ペグ(柔らかい地面や砂地に向いている)
- スチールペグ(頑丈なので石が混ざっているような地面でも使える)
- 鍛造ペグ(頑丈でほとんどの地面に使えるが重い)
スクリーンタープに同梱されていたのはプラペグですね。
最初のキャンプに予定しているところが湖沿いなので、やはりプラペグでは心配です。
「地面によって適したペグを使う」ということかなと思いながら調べていたのですが、キャンパーさんのブログを読んでいくと、
いろいろ使って試してみたけど最後はコレ
という結論に行きついていることがほとんどでした。
最後に行きつくのは “ソリッドステーク” ?
キャンパーのみなさんのブログでペグ選びに関する記事を拝見していると、一番多かったのが
最後にはスノーピークの “ソリッドステーク” に行きついた
というものでした。
ソリッドステークが選ばれるのは
- 地面に気持ちよく打ち込んでいける
- 地中に岩があっても打ち抜いていけることが多い
- 頑丈なのでハンマーでガンガン叩くことができてほとんど曲がらない
- 頑丈なので抜くときも他のペグより気を使うことが少ないので結果として楽
- 長持ちする
ということらしいです。
確かにこれならほとんどの地面に対応できて信頼性も高そうです。
逆にソリッドステークのデメリットは
- 重い
- 他のペグに比べて価格が数倍もする
と、これもみなさん共通しています。
では、自分で買う場合に上のデメリットをどう考えるか。
「重い」というのは、オートキャンプがメインなのでほとんど影響はありません。駐車場からキャンプサイトが離れているような場合に少し大変かな。
「価格」ですが、他の種類のペグを買っても地面に合わなくて曲がってしまったり、地面に合わせて何種類かのペグを買うようなことを考えると、価格の差はあまりないのかなと思います。
ここまで調べて
ペグはソリッドステークかな
と思い始めたときに、もう一つのすごいペグを発見しました。
もう 1 つすごいペグがありました
ソリッドステークと同じ鍛造ペグに
エリッゼステーク
というペグが発売されいます。
地面に気持ちよく打ち込んでいけたり、多少の岩でも打ち砕けたり、使い勝手はソリッドステークとほとんど変わらないというブログ記事が見られます。
細かいところでは材料がソリッドステークと少し違い、堅さではソリッドステーク、柔軟性ではエリッゼステークということですが、使用感が違うと感じている方は調べた範囲ではあまり多くないようでした。
この製品で自分がいいなと思ったのは、カラーバリエーションが豊富ということです。
この写真の他にもブロンズメッキやピンク、ブルーなどがあります。
色を選べると
- ペグの長さごとに色を揃えておけば設営時にわかりやすい
- 地面に打ってあるペグが色付きだと目立って引っかけにくいし探しやすい
などのメリットがあります。
それにカラフルだと使うのが楽しくなりそうです ^^
価格はソリッドステークより、ほんのちょっと安いくらいです。
ハンマーも 2 択ですがペグとは違った迷い方です
ハンマーもキャンパーさんのブログを追いかけていくと、よく使われているものが見えてきました。
- スノーピーク ペグハンマーPro.C N-001
- コールマン スチールヘッドハンマー 2
- 小川キャンパル アイアンハンマー 3116
そして、この中でもとくにブログの記事が多かったのがこのハンマーです。
スノーピーク ペグハンマーPro.C N-001
ショッピングサイトの口コミでもかなりいい評価とコメントがついています。
ただ、価格が ¥6,696( 2015/02/14 時点)とかなり高くなっています。正直なところ、ペグを打つだけの金槌が ¥7,000 近いというのに驚きました。
しかし、このハンマーを使われている多くの方が
- 重量とバランスが絶妙で使いやすい
- ペグが楽に打ち込める
- 他のハンマーを使っていたが、友人に借りて使ったら違いに驚いた
- ハンドルが持ちやすい
- ペグ抜きが使いやすい
と評価されていますので、それだけの価値があるのだと思います。
かなり高いけどこのハンマーで決まりかな!と思っていたときに同じスノーピークで一つ下のグレードのハンマーを発見してしまい、
スノーピークのハンマー同士で選択を悩むことになってしまいました。
それがこのハンマーです。
スノーピーク ペグハンマーPro.S N-002
価格は ¥4,212( 2015/02/14 時点) で Pro.C より、かなり安くなっています。
2 つのハンマーの違いはペグを打ち込むときにあたるヘッド部分だけで、
最初の Pro.C の方が交換可能な銅のヘッドになっています。
ショッピングサイトの商品紹介にある銅ヘッドのメリットは
またペグハンマーPro.Cの一番の特性として、ヘッドの打撃部分の素材に柔軟な性質の銅を採用しています。ペグを打ち込む際に、ペグのヘッドに対して銅は食いつきがよく滑りにくいので、無駄な力を入れる必要がなく、ヘッドの自重が確実にペグを打ち込んでくれます。銅ヘッドの打ち込み音も 非常にソフトで、衝撃自体も吸収緩和しますから、長時間の打ち込みでも手首や腕に負担をかけません
となっています。
説明を見るとよく考えてあるなあと思いますが、この快適性を生み出す銅ヘッドは使うたびに変形していきます。
ですので、変形が進んだときに交換になるわけです。
交換ヘッドは ¥2,484( 2015/02/14 時点)ですが、このハンマーを使っているキャンパーさんのブログ記事によると、年に 10 回くらいのキャンプで 3 〜 4 年は使えそうとのことです。
もちろん、テント・タープの規模やペグの数によって変わってくるとは思いますが、3 〜 4 年使えるのであればそれほど高くはないのかなと思います。
ペグとハンマーを決めました
ここ数日、キャンプ装備の検討で「これに決めようかな」と思った直後に同じくらい魅力的な製品を発見して悩んでしまう、というパターンが多くなっています。
今回も同じパターンになってしまいましたが、思い切って決断しました。
選んだペグ
エリッゼステーク 28㎝ レッド x 6 本(張綱用)
エリッゼステーク 18㎝ ブルー x 8 本(スクリーンタープのボトム用)
選んだハンマー
スノーピーク ペグハンマーPro.S N-002 (銅ヘッドなしモデル)
エリッゼステークを選んだ理由は
色が選べて、ソリッドステークと同じくらい頑丈で打ち込みやすい
からです。
色が選べるというのは自分の中ではかなり大きなポイントでした。
打ち込んである場所が見つけやすく、ペグの長さごとに色を揃えておけばペグをみただけで長さがわかります。
ペグを打ち込む場所はたくさんありますが、色付きペグを使うことによって場所に合った長さのペグが使われているかどうかの確認が容易になります。
そして、ペグ自身の強度と打ち込みやすさがソリッドステークとほとんど変わらないようだったのでエリッゼステークを選びました。
スノーピーク ペグハンマーPro.S N-002 を選んだ理由は
銅ヘッドの魅力があまり感じられなかったので鉄ヘッドで十分
だったからです。
商品紹介の説明で銅ヘッドのメリットはなんとなくわかるのですが、別に銅ヘッドが付いていなくてもいいかなと思いました。
でも、実際に 2 つのハンマーを打ち比べてみれば、
銅ヘッドの何ものにも代えがたい気持ちよさを感じる ・・・かもしれませんので、
その楽しみは先に残しておこうと思います。
まとめ
キャンプの中でペグ打ちというのは、どちらかというと地味な作業という印象を受けます。
でも、急に雨が降って地面がぬかるんだり、予想外に風が強くなってしまったときにも、安心してすごせるサイトを設営するためにはとても大事な作業だと思います。
今回はその大事な作業を支える
信用できるペグと使いやすいハンマー
を自分なりにしっかり検討できたと思います。
そうは言っても PRO.C N-001 が気になったら ・・・
LEAVE A REPLY