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冬キャンプ ▷ スクリーンタープ ▷ 暖房器具!

石油ストーブ

ネットで “冬キャンプ” を調べているとスクリーンタープがけっこう登場します。

なぜ、冬場にタープ?

タープって日射しや雨を防ぐもので、冬場はほとんど関係ないのでは?という単純な疑問がなかなか解消しませんでした。

幸いにもご近所に(すぐ隣の家です ^^;)ベテランキャンパーさんがいらっしゃるので、調べてもわからなかったことをいろいろと質問したところ、予想外の回答をたくさんいただきました。

冬キャンプの暖房

ちょっとタープから話がそれますが、寒い寒い冬キャンプで大事なことってなんだろう?と考えると、やはり寒さ対策が最重要になってくるかと思います。

日中でも 10℃以下のときもありそうですし、日が落ちれば 0℃ 〜 5℃とか、ちょっと冷え込むと氷点下にもなりそうです。

その環境下で食事を作り、食べて飲んで語り合い ^^、そして睡眠も取ります。ですので「いかに温かく過ごせるか」がポイントになってくると思い、質問してみました。

自分:冬場の暖房ってどうしてます?

隣の家の O さん(以下、O さん):いろいろあるけど、僕は薪ストーブ使ってます。

自分:!・・・(いきなりハードル高すぎます)

O さん:凄く温かいしストーブの上で料理したりお湯をわかしたりできますよ。

自分:でもテントを選ぶし設置も大変そうだし、これからデビューする自分には ・・・

O さん:うん、それなら石油ストーブがいいと思います。

自分:!

石油ストーブが登場しました。せ・き・ゆ・・・ストーブ。

石油ストーブ

いくらなんでもそれは使わないんじゃ?

あ、きっとキャンプ専用のそこらへんでは売っていない特別な石油ストーブなんだろう、と思って続けて聞いてみました。

自分:あー、今やキャンプ用の石油ストーブって開発されたんですね!

O さん:いえ、普通の石油ストーブです。

自分:え?

フツーの石油ストーブみたいです。

でも灯油がガンガン燃えて、熱もガンガン出て、ストーブによっては上でお湯も沸かせるようなものをテントの中に置けるとは思いません。

しかも、燃焼時に一酸化炭素とかいう危険なものも発生したような気がします。

自分:でも、石油ストーブはテントの中には置けないんじゃ ・・・

O さん:ははは、もちろんそうです。

自分:外で使うんですか?

O さん:いやいや、スクリーンタープの中です。

自分:ええ?

ここで、ようやくスクリーンタープの登場となりました。

スクリーンタープなら石油ストーブが使える

このあとスクリーンタープ内で石油ストーブを使っても大丈夫なのか?とか、他の暖房器具はどうなの?とかいろいろと質問をさせてもらいました。

O さんは、経験豊富なベテランキャンパー + かなり多方面にわたった知識や知恵を持たれている方なので、ちょっとした質問から話が広がり、途中で気づいて本題に戻ってくるようなやりとりに ・・・(^0^;)

そんな会話の中で教えてもらったことをまとめてみると、こんな感じでした。

  • スクリーンタープ内はテントのように密閉されているわけではなく外気も循環するため、石油ストーブが使える(もちろんしっかりとした換気の確認は必要)。
  • 薪ストーブはテント、スクリーンタープとも煙突と接する部分の養生をしっかりすれば便利に使える。燃焼した煙や人に有害な気体は煙突から排気されるので、石油ストーブと違ってテントでも使える。
  • ガスカートリッジを使った暖房器具もあるが、冬場に使ったときの暖かさは薪ストーブや石油ストーブには到底及ばない(薪ストーブや石油ストーブの遠赤外線効果も大きいらしいです)。
  • 薪ストーブは寝ているときに薪が燃え尽きると終わってしまうが、石油ストーブは燃料をしっかり補充しておけば朝まで暖かい。
  • 設置は石油ストーブの方が圧倒的にかんたん(置くだけですし ・・・)

自分なりにまとめてみると、冬キャンプの暖房は薪ストーブか石油ストーブが強力で、さらにスクリーンタープの換気状態をちゃんと確認すれば、設置が簡単で火が長持ちする石油ストーブがよさそうな感じです。

スクリーンタープは 4 面をフルクローズできる構造だったために、冬キャンプで力を発揮することになったわけですね。

自分:起きている時間はいいとして、寝るときはテントに入らなければならないので寒くなりそうですね。

O さん:スクリーンタープの中で寝られますよ。

自分:そ、そうなんですか!?

でも、スクリーンタープってテントと違って床がないはずでは ・・・

テントはどこにいった?

冬キャンプの暖房は?から始まって、薪ストーブや石油ストーブが暖房器具として優秀で、スクリーンタープの中でも使えそうだということがわかりました。

さらに衝撃的な事実として

石油ストーブを焚いたままスクリーンタープの中で寝られる

ということを聞いてしまいました。

自分:テントと違ってスクリーンタープって床がないと思ったんですけど ・・・・

O さん:”コット” というのを使います。

自分:・・・(また新しいアイテムがでてきたぞー)

その場で O さんが愛用の iPhone 6 Plus(近くでみると大きいです ^^; )を取りだして、コットの画像を検索してくれました。

コットなるほどー!

確かにこれなら床がなくても寝られそうです。直接地面に接しないのでコットの間に空気の層ができますね。スクリーンタープの中は石油ストーブで温まっているはずなので空気もそれほど冷えないはず。ま、どうしても冷えそうならコットの下を荷物とかでふさいでもいいかもしれないです。

そうなると ・・・

テントですることがなくなります。

「キャンプ = テント」くらい強いイメージのあったテントですが、寒い冬キャンプはどうやらスクリーンタープと石油ストーブとコットで乗り切れそうです。

というか、他のシーズンでもいらないかも、なんて思いも心をよぎりました。

まとめ

スクリーンタープと冬キャンプの暖房について、ベテランキャンパーさんから教えていただいたことや調べたことを整理すると次のようになります。

  • 冬キャンプの暖房器具は薪ストーブか石油ストーブが非常に有効
  • 薪ストーブは設置に手間がかかるがテントでもスクリーンタープでも使える*1
  • 石油ストーブは設置が簡単(置くだけ)だがスクリーンタープでしか使えない(換気のため)*2
  • 石油ストーブは燃料さえ確認すれば朝まで暖かい(消えない)
  • スクリーンタープの中でコットを使えば冬キャンプでも寝ることができる(テント不要)

だんだん、冬キャンプのイメージが見えてきました。

「スクリーンタープ」+「石油ストーブ」+「コット」

この組み合わせでいこうと思います。

あ、寝るのには「シュラフ(寝袋)」も必要ですね ^^;

 

*1 テントで使う場合は薪ストーブを設置する床部分の養生(熱対策)が必要、もしくは設置部分だけ直接地面にします。
*2 テントにもベンチレーションがついていますが、石油ストーブの燃焼分を十分に換気できるとは限らないので使用は危険です。

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