今回は、ロゴス インセクトスクリーン 3538 の全体からカタログには載っていない細かな部分まで紹介します。
また、全体と行ってもフルクローズの状態、フロントとリヤキャノピー両方を上げた状態、サイドの出入り口を開けた状態など、使い方によってかなり印象が変わってきますので、できる限りいろいろなパターンの写真を掲載したいと思います。
目次
フルクローズ
フロントとリアのキャノピー、サイドのスクリーンを閉じた、完全フルクローズの状態です。風が強くて、吹き込むような雨になってしまったときに有効です。
換気を考慮したフルクローズ
冬場に幕内で暖房器具を使うときに、この形態にしています。
正面のメッシュを巻き取ると、フロントキャノピーを閉じても左右に隙間ができます。
実際には、これに加えてサイドの出入り口(上の写真の突き当たり右側)の上部や、リアキャノピーと 3 面あるスクリーンの下部のファスナーの開閉で換気を調整しています。
設営する地面の傾斜や凸凹にもよりますが、すそ部分からも風が入ってきますので、フルクローズした状態でも思っていた以上に換気はよかったです。
フロントキャノピーをオープン
スクリーンをすべて閉じて、フロントキャノピーをオープンしたところです。
幕内への出入りと風通しのことを考えると、この状態で使うことはあまりないかもしれませんが、イメージをお伝えするためにアップします ^^;
フロントスクリーンを空けると幕内への出入りが楽になります。
春先や晩秋など、虫が少なくて、寒さが少し強いときに向いています。前回、西湖自由キャンプ場に行ったときは、この形で使いました。
時計回りに一周
フロントキャノピーをオープンした状態で、インセクトスクリーン 3538 を時計回りに一周してみます。
右側後ろからみたところ。
後ろから。左右のファスナーを開けると、オレンジ色のラインからリヤキャノピーになります。
左側後ろ。手前に 2 つ目の出入り口があります(ロゴスのマークのパネル)。
左側の真横から見たところ。フロントキャノピーが意外と大きいのがわかります。
写真で全体を見ると大きく感じないのですが、実際に設営すると、なかなか存在感があります。何か比較できるものを一緒に写せばよかったですね ・・・ すいません。
スクリーンクローズの幕内
出入り口以外のスクリーンをクローズしたときの幕内の様子を紹介します。
出入り口の上にあるフロントキャノピーの中央には LED ランタン用のフックがあります。
PANEL SYSTEM 用の 2 本のポールががっちり組まれていますので、安心して吊すことができます(ロゴスの製品ページでは 1㎏ までとなっています)。
夜、実際に吊り下げるとこんな感じになります。
LED ランタンはジェントスの SOL-036C で、グローブをはずした状態で吊り下げています。この時は夕食の準備中だったので、食材が見やすいように昼白色モードで点灯しています。
幕内に入って、サイドの出入り口を見たところ。Q-PANEL iスクリーン3535 との違いの 1 つです。
幕内の天井にも LED ランタン用のフックがあります。
天井の一番高いところで 210㎝ ありますので、フックまでの高さは 205㎝ くらいだと思います。身長 165㎝ の自分は、ランタンをひっかけるのに少し背伸びが必要です。
幕内の奥(リヤキャノピー側)から入り口を見たところです。
カメラの画角の関係でちょっと狭く見えますが、自分で中に入ってみると、かなりゆったりしているように感じます。
サイドの出入り口
インセクトスクリーン 3538 の特徴である、サイドの出入り口について紹介します。
2 つ目の出入り口は、左側の後ろのスクリーン部分になります。オレンジ色のラインとロゴスのマークがあるのですぐにわかります。
出入り口にしないときはスクリーンとしても使えますので、開閉部分に工夫がされていて、ほかの 3 つのサイドスクリーンとは違う造りになっています。
上の写真は幕内から見たファスナー部分です。上のファスナーが出入り口用、下の 2 つのファスナーがスクリーン用になっています。
出入り口用として使う場合も、ちょっとした出入りのときは上の方からファスナーを開ければ半開きになります。
上からファスナーを開けた場合は、ここまで開きます。
出入り口として完全に開く場合は、下からファスナーを開けます。
出入り口用にファスナーを開いた状態です。
開いた部分は左側にまとめておくことができます。
外から見たところです。
フロントキャノピーやリヤキャノピーのスクリーンは “スクリーンクローズの幕内” の写真のように、中心から左右に開くためにフルオープンできないので、サイドの出入り口の方が使いやすいかもしれません。
リヤキャノピーをオープン
リヤキャノピーをオープンしたところです。こちら側は PANEL SYSTEM ではなく、普通の跳ね上げ式のキャノピーです。
フロントキャノピーとリヤキャノピーをオープンところです。前後のスクリーンを跳ね上げれば、長くつながった日よけスペースができます。
正面から見たところ。
前後のキャノピーの向きに風が流れていれば、左右の視界を遮りつつ、涼しい空間を作ることができそうです。
フルスクリーン
出入り口以外の面をスクリーンにするには、それぞれの面の下部についている左右のファスナーを開いて、上方向に巻き取ります。
一番上まで巻き取ったら、2 箇所ついているフックで固定します。
出入り口をスクリーンにするときは、他の面とは逆に上から下に巻き取ります。
出入り口用ファスナーの、内側についている 2 つのファスナーをそれぞれ右方向と下方向に開いていきます。
一番下まで巻き取ったら、2 箇所ついているフックで固定します。写真ではあまり見えませんが、外との間はスクリーンになっています。
フルスクリーンにした状態の幕内の様子をいくつか紹介します。
右側後ろからサイドの出入り口を見たところ。
右側後ろからフロントキャノピー側をみたところ。
上の写真から少し左側を向いたところ。フルスクリーンだと、やっぱり開放感が広がります。
フロントキャノピー側の左手前からサイドの出入り口を見たところ。
フロントキャノピー側からリヤキャノピーの方を見たところ。
キャンプを始めたのが冬だったこともあって、スクリーンクローズ状態でしか使ったことがないので、撮影をしながらこの開放感にちょっと驚きました。
フルスクリーンで一周
サイド全面をスクリーン、フロントキャノピーとリアキャノピーを跳ね上げ、スクリーンをオープンにした状態です。インセクトスクリーン 3538 を最も開放的にした状態かもしれません。
正面から見たところ。
リアのスクリーンを開けると、だいぶ印象が変わります。
左側の真横から。スクリーンの透明度が意外と高いです。
左側後ろから。当然かもしれませんが、この状態だと幕内にかなり風が通っていました。
後ろから。PANEL SYSTEM の有無で、かろうじてフロントとリアがわかる感じです。
リアのキャノピーも PANEL SYSTEM になれば、さらに使い勝手が上がりそうですが、価格もさらに上がりそうです ^^;
その他の部分
張り綱はフレームに結んだ状態で出荷されているので、設営時はそのまま使うことができます。
ペグダウンする部分です。樹脂製で最初からフレームが接続されています。
フレームには 2 箇所のジョイントがあり、下の写真(右上の部分)が 1 段目のジョイントになります。中央に写っている部分は折りたたむときの間接です。
下の写真が 2 段目のジョイントになります。
天井部分を外から見たところです。本体はフレームに吊り下げられる形になっています。
サイドの出入り口のスクリーンにはロゴスのマークが入っています。
スクリーンの状態にすると、空中にオレンジ色のロゴスマークが浮いているように見えて、ちょっとカッコいいです。
まとめ
インセクトスクリーン 3538 は、冬キャンプのために「フルクローズできるスクリーンタープ」ということを条件の 1 つとして選び、実際に活躍してくれました。
しかし、今回の紹介のために写真を撮りながら思ったのは
やはり “インセクトスクリーン” という名前のとおり、虫が飛びかう暖かいシーズンに活躍するスクリーンタープなんだなぁ
ということです。
フロントキャノピーとリアキャノピーのオープンクローズ、サイド 4 箇所のスクリーンの使い方、そして、なぜ前後のスクリーンの巻き上げがあの形になっているかなどを考えていくと、暖かいシーズン用に本当によく設計されたスクリーンタープだと思いました。
そして、これからまさにその暖かいシーズンになるので、インセクトスクリーン 3538 をいろいろなキャンプで使って、試していきたいと思います。
次回のインセクトスクリーン 3538 の記事では
- フロントキャノピーの便利だったところ
- 冬〜春キャンプの暖房効果
などについて紹介する予定です。
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