購入するスクリーンタープは前回の検討でほぼ決まりかけたのですが、最後に製品仕様を確認しているときに気になるモデルを発見してしまいました。
すでにスクリーンタープの検討を始めて 4 記事目、今回できっちり決めたいと思います。
目次
購入を決めかけていた製品
前回までの比較検討で最後まで残り、購入しようとしていた製品がこれです。
製品仕様と特徴は「スクリーンタープの検討(2)5つの製品に絞り込みました」をご参照ください。検討した 5 つの製品の中では内部スペースが最も広く、クイックシステムという仕組みで “簡単設営” も実現しています。
この製品なら、想定しているキャンプスタイルも実現できそうだったのでほぼ決めかけていました。
購入決定の直前に気になる製品を発見
LOGOS(ロゴス)Q-PANEL iスクリーン3535 について最終確認をしているときに、この製品が目に飛び込んできました。
LOGOS(ロゴス)Q-PANEL インセクトスクリーン 3538
色も配色も同じですが、Q-PANEL iスクリーン3535 より少しだけ縦長です。そして、窓(スクリーン部分)が 2 つに分かれています。
設置面積や内部スペースからみるとちょっとした違いなんですが、何か大きく違うような気がしました。
2 つの製品の違い
ロゴスの Q-PANEL シリーズは
- PANEL SYSTEM
- クイックシステム
- 回転式ジッパー
が共通仕様となりますので、それ以外の部分を見てみます。
Q-PANEL iスクリーン3535 | Q-PANEL インセクトスクリーン 3538 |
まず、違うところを箇条書きにしてみます(以下、製品名が長いので “Q-PANEL iスクリーン3535” は “3535”、”Q-PANEL インセクトスクリーン 3538″ は “3538” とします)。
- サイドの窓が 3535 は 1 つで 3538 は 2 つ(片面で)
- 出入り口は 3535 が 2 つで 3538 は 3 つ(サイドに 1 つ増えている)
- 3538 の方が縦に 30㎝ 長い
- 高さは 3535 の方が 15㎝ 高い
- 収納サイズは 3538 の方が直径で 2㎝ 長さで 9㎝大きい
製品の型番にも示されているように 3538 の方が側面の長さが 30㎝ ほど長くなっています( 3535 = 350㎝ x 350㎝、3538 = 350㎝ x 380㎝)。
そして 30㎝ 長くなったためか、3535 では片面に 1 つだった大きな窓が 3538 では 2 つに分割されています。そのうち片面の 窓 1 つは新たに出入り口になっています。
意外だったのが、高さは 3535 の方が 15㎝ も高いことでした。ポールが 4 本から 6 本になったことの影響かもしれません。ただ、 3538 でも 210㎝ ですので一般的な体型の人なら十分な高さだと思います。
3538 は長さが伸びた分、収納時のサイズも大きくなっています。直径で 2㎝、長さで 9㎝ なので一回り大きい感じですが、シート面が大きくなった分なのでこれは仕方ないかな。
印象としては
サイズが大きくなった分、窓が増えて出入り口が追加された
こんな感じだと思います。
この製品に決めました
まずは ・・・購入する製品はこれにしました。
LOGOS(ロゴス)Q-PANEL インセクトスクリーン 3538
なぜ 3538 が気になったのか、今ひとつはっきりしていなかったのですが、2 つの製品を並べて眺めていたらだんだん見えてきました。
1 つ目ののポイント
3538 の方が 30㎝ 広い(長い)
最初は 1 人でキャンプを始めますが、途中から家族、または友達も一緒に行くようになると思います。
そうなったときに 30㎝ の差というのがかなり効いてくると思うのです。うまく設置すれば、中に小さなインナーテントを置くこともできるかもしれません。
3538 なら一人で設営・撤収できてゆったり使える、少し人が増えても対応できる、という微妙なバランスに対応できそうな気がします。
2 つ目のポイント
サイドに出入り口がある
出入り口が前後しかなくても、ロゴスのサイトや PANEL SYSTEM を使用されている方のブログを拝見すると、キャノピーはとても軽い力で楽に開けられるようなので不安はありません。
しかし、冬キャンプで小さい出入り口がサイドに 1 つあると内部の暖気をあまり逃がさずに出入りできたり、夏キャンプで使う機会があったときでも、出入りによる虫の侵入を最小限に抑えられるかもしれません。
3 つ目のポイント
窓が 4 つある
夏キャンプで使う場合は 3535 のように大きな窓 2 つの方が開放感があり、通気性もよくなると思いますが、冬キャンプで使う場合は内部を暖房しながらクローズで使う場合が多いと思います。
クローズで使う場合は換気がとても重要になってきますので、窓が 4 つあると換気量や換気方向の調整がやりやすくなりそうです。
以上 3 つのポイント( = メリット)を期待して 3538 を購入することに決めました。
スクリーンタープ選び、長かったです。
あとはどこで買うか ・・・ ですね ^^;
はじめましてです。私もタープ選びに悩んでおりまして低価格で安心できるだろうとコールマンを選択しかけてる時にここを拝見してまた悩みだしたところです。ロゴスのタープは風に弱いというイメージでしたがいかがですか?問題なければ私もこのタープに決定しようと思います。デザイン、機能性が最も私好みなので。宜しくお願いします。
はやとさん、はじめまして!
タープの選択、悩みますよね。
私もこのタープを選ぶまでに 4 記事かけてしまうくらい、あれやこれや考えました^^;
ご質問の風に対しての強さですが
ペグダウンを確実に行って張り綱をしっかり張れば十分に強い(暴風時は除く)
と思います。
暴風時というのは台風やそれに近い風のときで、最初のキャンプで実際に身をもって体験しました。
スクリーンタープはクローズの状態では風を「面」で受けてしまうため、暴風の時にはかなりのダメージを負ってしまいます。
それ以外のちょっと風が強いかなというときは、(どこまでというのが難しいのですが)、前述のように設営をしっかり行っていれば余裕で耐えてくれます。
ただ、風の強い日に設営するときは注意点があります。
風が強い日は必ず 2 人以上で設営する
ようにした方がいいです。
なぜかというと、1 箇所目のペグダウンを行ったあと、2 箇所目に移動するときに風でタープが煽られて動いてしまい、1 箇所目のペグダウンの部分に大きな力がかかって破損してしまうことがあるからです。
2 人以上なら、ペグダウンしたところを支えてもらえばタープの移動を抑えられますので大丈夫です。
まだ検討されている段階だと思いますが、もし購入されたときの参考になれば幸いです^^
はじめまして。
他の方のコメントに便乗で大変失礼いたします。
同じくスクリーン購入にむけて検討を重ねております。
当初まったく検討対象ではなかったこの商品を紹介して頂いて、
本当に感謝しております。
今はやっとこのスクリーン含めて2点に絞れました(汗
風の件もとても参考になりました。
風の強さは体感するものですから、なかなか表現が難しいですね。
ましてや安全かどうか、というのは製品そのものだけではなく
設営側の技術の問題も大いにあるので、
一番大事なのは怪しい時の判断力でしょうか・・・
私もかなりこのスクリーンタープに心が動いているのですが、
例えば乾燥撤収が出来ない時に、
ご自宅で乾かす時など、普通に設営できるスペースさえあれば
ある程度放置していれば乾くものでしょうか?
ひっくり返して干せないので、そこが唯一ひっかかっております。
どうぞよろしくお願い致します。
ぺろさん、はじめまして!
この記事がスクリーンタープ検討のお役に立てたようで、とても嬉しいです^^
風が強いときの件ですが、ポイントはまさにぺろさんがおっしゃる
「一番大事なのは怪しいときの判断力」
だと思います。
自分の場合、天気予報を見て風が強くなりそうなときは、このスクリーンタープとは別にスノーピークのアメニティドームS も持って行き、現地の状況をみて、どちらを設営するか判断するようにしています。
年末に静岡県富士宮市にある田貫湖キャンプ場に行ってきたのですが、ちょっとヒヤッとする経験をしました^^;
到着したときは、ほぼ無風だったので湖に面してスクリーンタープを張ったのですが、翌日の朝 8 時を過ぎた頃からかなり風が強くなってきました。
跳ね上げてあるフロントキャノピー(ポールと張り綱で固定してあります)が、湖からの風で大きくしなり、スクリーンタープのスカート部分(地面との設置部分)がバタタタタッと激しい音をたててしまうほどでした。
少し心配になったのでスクリーンタープを一周しながら状態を確認したのですが、張り綱とペグダウンでがっちりと強度が出ているようで、フレームが歪んでしまうこともなく安定していました。
このスクリータープに限ることではないと思いますが、風が強くても弱くても設営はきっちりするというのは本当に大事なんだなぁと改めて実感しました。
・・・ と、すいません話がそれてしまいました。
ご質問の乾燥撤収ができないときの件ですが、ぺろさんの言われるとおり、広げられるスペースがあれば大丈夫です。
この時に(広げたときに)、サイドの出入り口以外のスクリーンのファスナーを開いておくと、フルスクリーンにするための生地がぶら下がる形になって、メッシュとの間に隙間ができるので風がよく通って乾燥が早くなります。
フロントとリアのキャノピー部分は早めに乾くので、乾いたところで巻き上げておくと、タープ内の換気がよくなるのでさらに乾きやすくなります。
季節にもよりますが、晴れていれば 1 時間半 〜 2時間、曇っていても 2 時間 〜 3 時間くらい放置しておけば、内側まで十分に乾燥できます。
だいぶ長くなってしまいましたが、参考にしていただければ幸いです^^
— 追記 —
田貫湖キャンプで強風になったときの動画をアップしました。
https://youtu.be/CmkTBzBzu8o
風って、突然強くなるので怖いです^^;
早速のお返事有難うございました!
田貫湖の動画も拝見しました・・・
確かに連泊すれば風の強さも向きも変わりますし、
このスクリーンなら立ち上げは確かに時短なので、
ペグ打ちとロープにこそ丁寧に時間を使うことも出来そうですね。
我が家の場合、
ワタシ(母)が張りきって家族をキャンプに連れ回しているので
設営&撤収を自分で責任もってやらねばなりません(好きだからいいのですが!)。
乾燥の目安を教えて頂けて一安心、だいぶ背中を押して頂きました。
オートキャンプなので、最終的には車に避難することは出来ますが、
おっしゃる通り、強風時用のテントを持っておくのが一番ですね。
色々と改めて考えることができて、有難いです・・・!
ぺろさん、こんにちは。
かわいいハンドル名の方だなと思っていたのですが、女性の方(お母様)でしたか!
私も妻や友人と一緒に行くときは、設営・撤収は自分の作業になりますので「今日の宿はおれがしっかり建てないと!」みたいな気持ちになります。
一人で設営してるとは行っても、「何か飲み物ない−?」「クーラーボックスにジュースが入ってるよ!」なんてやりとりをしていると楽しくなってきますね^^
インセクトスクリーン3538 は展開は早いのですが、撤収時(たたむとき)に少しコツが必要で、
フレームを折りたたんでそのままクルクルまいてしまうと、かさばって収納袋に入りきらない場合があります。
ですので、もし最終的にインセクトスクリーン3538 を選択することになりましたら、ここのコメント欄でもかまいませんのでお知らせください。
記事としてアップするかコメントの返信になるかはわかりませんが、しばらく使ってみて、私なりに見つけた収納時のコツをお伝えします。
それでは、悩ましいけど楽しいタープの選択がんばってください^^
フイエさん、お早うございます!
そうなんですよ、
キャンプ場で設営頑張ってるパパ方に混じって
トントンとハンマー打ちおろすのがたまらなく好きです笑
このロープの角度、芸術的!とか・・・
まさに「家族の安全が自分の肩にかかってる!」感がありますよね。
とは言え、撤収はやはり設営ほど気分は上がらないので、
コツを教えて頂けるのは、非常に有難いですww
ご親切に感謝しつつ、
めでたく購入の際には、どうぞよろしくお願い致します!!