冬キャンプは「スクリーンタープ」+「石油ストーブ」+「コット」という組み合わせで楽しもうと考えています。
コットはキャンプで睡眠を支えてくれる大切な装備なのでしっかり探したいと思います。
目次
予想外に難しかったコット選び
ここまで、スクリーンタープ、石油ストーブ、シュラフと一つひとつ検討してきました。
そして次はコットだ!と調べ始めたのですが、
どうも今までのように探すことができません。
なぜかというと、コットは他の装備に比べて検討材料が少ないからです。
スクリーンタープだと大きさや形やメーカー独自の機能、
石油ストーブなら暖房方式や連続使用時間、
シュラフなら材質や対応温度など、”性能” としてとらえやすい基準があります。
ところがコットの場合は形や構造がシンプルな分、検討する点も少なくなってきます。
そうなるとショッピングサイトの口コミや使用されている方のブログ、
Q&A サイトのコットに関する相談などが貴重な検討材料になってくるのですが、
同じ製品でも他の装備以上に賛否が分かれる場合が多いのです。
コットを使う人といっても体型は人それぞれ、
堅く張ったシート面が好きな人もいれば、少し弾力を感じる方が好きな人もいる。
力が強い男性にはなんでもないコットの組み立てが、女性にとっては大変なこともある。
こう考え始めるとつかみどころのない調べ物になってしまいます。
ではどうしたらいいか?
今回は自分がキャンプでコットを使っているところを全力でイメージして、
こうだったらいいなぁと思うことを基準にしてみました。
コット選びの基準を考える
キャンプ上について、コットを車から降ろすところからイメージしてみます。
コットを降ろすころにはスクリーンタープ(以下、タープとします)も設営済みです。
他の荷物の前に、まずはコットをタープ内で広げて設置すると思います(大きいものからタープ内の位置決めをしたいので)。
とすると、できれば早く設置できた方がいいです。
他の荷物を運び込みます。
タープの床はむき出しの地面なので、じかに置きたくない荷物はとりあえずコットの上に。
荷物の重さに耐えて、載せてもグラグラせずに安定していると嬉しいです。
タープ内の荷物の配置をしているときに、ちょっと座って休むことも ・・・
ベンチとして使いやすいと便利です。
楽しい夕食と晩酌が終わって就寝の時間。
コットとシュラフの間にはスリーピングパッドを敷きますが、冷え込んだときには地面とコットの間に荷物を置いて少しでも冷気を遮断したい。
コットの足は多すぎない方がいいかもしれません。
翌日、楽しいキャンプも終わり、撤収の時間となります。
タープ内に撤収作業用のスペースを確保したいので、先にコットをたたみます。
サクッとたためるコットだと楽です。
・・・
以上、キャンプ場についてから撤収までをコットを中心にイメージしてみました。
実際のキャンプでは、まだまだ他にやることがあったり、効率のいい作業手順があったりすると思いますが、がんばってイメージしてみました。
使うイメージから欲しいコットの基準を考えてみる
今、イメージしたコットの特徴を整理してみます。
- 早く設置できる
- 荷物を載せてもグラグラせずに安定している
- ベンチとしても使いやすい
- 足は多すぎない方がいい
- サクッとたためる
といった感じになります。このうち、最初の「早く設置できると」と最後の「サクッとたためる」は「設置・片付けが簡単」にまとめます。
それから、もう一点だけ基準を追加します。
- 価格は 10,000 円くらいまで
コットの価格も 2,000 円くらいから 数万円もするものまで大きな幅があります。
最初のキャンプということで揃えなければならない装備がたくさんあるので、今回のコットの予算は 10,000 円までにします。
この基準でコットを選んでいきたいと思います。
3つのコットをセレクト
価格まで含めたコット選びの基準は以下のようになりました。
- 設置・片付けが簡単
- 荷物を載せても安定している
- ベンチとしても使いやすい
- 足は多すぎない
- 価格は 10,000 円くらいまで
この基準で、数あるコットの中から 3 つ選んでみます。
ONWAY(オンウエー) GI ベッド OW-196
コットの種類を調べていくと、こういう形のものを GI コットというみたいです。
参考価格は 7,452 円です。
「GIコットとは」で調べてみてもはっきりした情報は見つかりませんでしたが、”GI” がアメリカ陸軍の兵士の俗称らしいので、軍で使っているコットの形なのかなと思いました。
そういえば昔、”GI ジョー” という人形があったような気がします ・・・ 古すぎるかな ^^;
この製品を使われている方のブログの情報や製品ページから、さきほど考えた自分の基準との適合を判定してみます。
- 設置・片付けが簡単 → 〇
- 荷物を載せても安定している → 〇
- ベンチとしても使いやすい → 〇
- 足は多すぎない → 〇
- 価格は 10,000 円くらいまで → 〇
すべて、〇がつきました。
製品の口コミ情報もいい評価が多く、デザインも好みです。
LOGOS(ロゴス)FD コット DX(グリーン)73160287
製品名に “GI” とはついていませんが、このコットもオンウエーのコットとよく似た造りだと思います。
参考価格は 9,520 円でギリギリ 10,000 円以内です。
この製品を使われている方のブログの情報や製品の口コミ情報を見ていると、設置は簡単だけど最後にとおすポールの固定にコツがいると書かれています。
コツをつかまないと、女性ではかなり苦労するとか。
この部分が少し気になりますが、その他はオンウエーのコットと同じ感じです。
- 設置・片付けが簡単 → 〇 or △(コツが必要なのが気になる)
- 荷物を載せても安定している → 〇
- ベンチとしても使いやすい → 〇
- 足は多すぎない → 〇
- 価格は 10,000 円くらいまで → 〇
この製品もオンウエーと同じくらい評価が高いです。
UNIFLAME(ユニフレーム)リラックスコット 680261
オンウエーとロゴスのコットとはまったく違う造りのコットです。
参考価格は 8,990 円です。
追記:上記の価格は 2015/02 時点なんですが、今(2016/03)では 12,900 円になっています。+ 4,000 円とは ・・・ 何があったんでしょう ^^;
一見してわかるように足が多いです。
これだと、懸命に考えた地面とコットの間に荷物を入れることができません。
しかし、
このコットは設置と片付けがとても簡単
なんです。
広げるだけ!
片付けも、閉じるだけ!
この簡単さが、足の多さというマイナス面をカバーしてしまいそうなので 3 候補に入れました。
- 設置・片付けが簡単 → ◎
- 荷物を載せても安定している → 〇
- ベンチとしても使いやすい → 〇
- 足は多すぎない → ×
- 価格は 10,000 円くらいまで → 〇
この製品も他の 2 つに引けを取らないほど、使用されている方や口コミ情報の評判がいいです。
本当に悩ましい 3 製品。
できることなら荷物台も兼ねて 3 つも買いたいところですが、
現在の予算の都合上、涙をのんで 1 台に絞ります;;
このコットを買ってみます
3 つの製品を何度も見ながら考えた結果、
LOGOS(ロゴス)FD コット DX(グリーン)73160287
に決めました。
オンウエーはロゴスとほとんど同じ造りで価格も 1,500 円安かったのですが、製品ページをよく見てみると、オンウエーの方には収納袋がついていませんでした。
自宅での保管時に収納袋が欲しいと思ったのでロゴスを選択しました。
ロゴスの方がちょっと高いのは収納袋の分かもしれませんね(勝手な妄想です ^^; )。
ユニフレームの簡単な設置と片付けは最後まで強く惹かれていたのですが、「マットを点で支える」という構造が気になりました。
製品の写真を見るとわかるように、マットは点で支えられた 4 角形が 3 つ並ぶ形になります。
ベンチとして使うときは 3 つの席ができる感じでいいと思うのですが、ベッドとして使うときはマットに 1 つの面としてのテンションがかかりにくいと思ったのです。
実際に寝てみれば気にならないのかもしれませんが、始めて買うコットではなるべく不安をなくしたいと思い、今回は見送りました。
もう一つ大事な寝具があります
シュラフ、コットと買う製品が決まりました。
しかし、冬キャンプでしっかり眠るためには、もう一つ装備が必要です。
それは
スリーピングマット
です。
コットによって地面から離れているといっても、夜間にしんしんと冷え込む地面とコットの間には強烈な冷気が発生します。
スリーピングマットはそんな冷気の影響を大幅にカットしてくれます。
次回は寝具検討の最後として、スリーピングマットについて考えていきたいと思います。
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